営業職の俺がエンジニアになる〜群馬Web化計画編〜

2017年に未経験からエンジニアに転職をした私が群馬でイノベーションを起こすまでの備忘録です。

群馬イノベーションアワードが想像以上に良すぎた

12月2日(土)に群馬イノベーションアワードに行ってきました。今日はそちらに行ってきての感想を書いていきたいと思います。Tabimemoの開発状況については地道にゆっくり進んでいますが、先週からの進捗としてはdeviseを使った認証認可の実装のみで、Qiitaなどに情報はたくさん乗っているので割愛とさせていただきます。

deviseの実装について気になる方はコチラが良記事だったので念のため転載させていただきます。

qiita.com

群馬イノベーションアワードとは?

群馬県民でない方(ほとんどだと思いますが笑)のために群馬イノベーションアワード(以後、GIA)とはなんぞや、ということについてご説明致します。一言で言うと「群馬県内で企業家精神の高い人材を発掘するためのコンテスト」です。イメージとしては少し規模感は大きいですがTechCrunchのスタートアップバトルのようなビジネスコンテストです。

ビジネスプラン部門(高校生の部、大学生・専門学生の部、一般の部)、スタートアップ部門、イノベーション部門の3つの部門に別れており、各部門で1次審査〜2次審査〜最終審査の計3回の審査を通し、素晴らしいビジネスアイデアを競うといった内容になっています。

今回は一般公開の最終審査だったのですが、会場も通常はアーティストのコンサートやプロスポーツの試合をやっている前橋グリーンドームという場所を貸し切って実施をしていました。スポンサーもたくさん付いており、気合の入り様をひしひしと感じます。

何よりこのコンテストのすごいところが、上位表彰者にはシリコンバレーの研修ツアーがプレゼントされるということです。本場シリコンバレーに行くことができると言うのは、まさに夢のようです。群馬も捨てたもんじゃないですね。

群馬イノベーションマーケットも同時開催

アワードだけでなく、過去にGIAのファイナリストとなった方々のブースや群馬の企業ブース、一般のハンドメイドブースなどを設けた群馬イノベーションマーケットも同時開催されています。群馬からイノベーションを起こしたい熱い方々と接点を持つことができる点は非常に素晴らしいです。

実際に行ってみてどうだったか?

これだけのビッグなイベントなので駐車場に車を停めるのも精一杯だろうと思い、少し早めに会場入りをしたのですが、、、意外にもガラッとした感じ。。。開場前で入り口が混んでいると思いきや、来場者は数えられる程度。当初の期待感から「これはもしや期待しすぎたか?」と嫌な予感がよぎりました。

失敗したかもしれないという不安感を抱いている中、会場がオープン。場内に入ると群馬イノベーションマーケットが展開されていました。スタッフから声を掛けられ、一番最初に話を聞いたのがPubcenというWebサービスを開発している企業のブースでした。

話を詳しく聞いていると、どうやらRailsで開発をしているとのこと。かつて群馬でRailsエンジニアになるべく転職活動をしていた頃に、群馬にはほぼRailsはないという状況を知っていただけに、一発目でRailsWebサービスを開発している企業やエンジニアの方に巡り会えたのは奇跡だと思いました笑

そこから、過去にWordPressもくもく会で出会ったサイトウグンマの斎藤さんがカホンという群馬発の楽器の展示会を開いていたので、少し演奏をさせていただきました。

その後も色々なブースを回りました。イノベーションマーケットのいいなぁ、と感じたところは企業家精神の溢れる群馬県民の方々とのコネクションを作ることができることです。先程のRailsWebサービスを開発しているエンジニアの方にお会い出来たことや、無料で会社の会議室を貸し出しているという方にもお会いでき、密かに目論んでいた群馬での勉強会開催に関わるピースが揃ってきている感覚がありました。

本家、群馬イノベーションアワードは?

イノベーションマーケットで色々な面白い話を聞くことができ、当初の不安はあっという間にどこかに消え去っていました。むしろ楽しすぎて、気づけば本家GIAの始まる時間になっていました。GIAは前橋グリーンドームの観覧席をまるまる貸し切っており、かなりの大規模です。発表者が登壇するステージはあのTEDを彷彿とさせる様なイカしたステージとなっており、こりゃお金かかってるなぁとという感じ。

FMぐんまフリーアナウンサー奈良のりえさんを司会に添えて、いよいよGIAが始まりました。

学生から社会人、起業家など計15名が思い思いに自身のビジネスプランのピッチをしていました。何よりもすごいなぁと感じたのがビジネスプラン部門 / 高校生の部。ビジネスプランの内容もそうですが「本当に彼らは高校生なのか!?」と思うぐらい堂々とした話し方をしており、大人顔負けのプレゼンであると感じました。

全てのプレゼンを見終わり、自分もこの場に立ってみたいという思いはみるみる高まっていきました。そんな中で、スペシャルゲストとしてエバーノート元会長の外村さんの基調講演が始まりました。GIAのためにわざわざシリコンバレーから来ているということで、GIAは本当すごすぎる、と感動をしました。

外村さんはシリコンバレーの今について多く話をされていたのですが、自分が知り得る以上に技術は進んでおり(無人スーパーや自動運転が完成しようとしている)、こんなにも日本とアメリカの技術の差は激しいのか、と少し複雑な気持ちになりました。それと同時にこのGIAを通し群馬から日本にイノベーションを起こしていきたいという気持ちも強まりました。

大賞は誰の手に!?

そんなこんなでいよいよ表彰者の発表です。部門賞(ビジネスプラン部門は3賞)と大賞(最優秀賞)を発表。部門賞については概ね自分の予想通りだったのですが、なんと大賞を手にしたのは高校生の男の子でした。GIAが開催されて以来、高校生が大賞を取るのは初めてであるとのこと。一般の方や起業家の方を差し置いて、高校生が大賞を受賞したのはまさに快挙です。誰にでも平等にチャンスがある、ヤラセなしな本気の勝負ですね。素晴らしい。

まとめ

そろそろまとめに入ろうかと思うのですが、GIAは全体を通して最高でした。GIAは片田舎のビジネスコンテストなんかではなく、TechCrunchのスタートアップバトルやTEDなどに匹敵するクオリティであると感じました。しかもそれが入場無料で見れるので下手したらそれらのイベント以上かもしれません。

あえて残念な部分を挙げるとすれば来場者数。前橋グリーンドームを貸し切っていながら来場者数は3,500人と明らかに少なすぎる。ただ、毎年県外からの来場者も増えてきているということで、これだけのクオリティで展開しているGIAは今後も是非注目が集まるに違いありません。あのグリーンドームが埋まって、駐車場も止められないくらい大盛況になるイベントであると信じています。

最後になりましたが、少し早いですがもう年末ということで2018年の目標が1つ立ったので、ここで宣言します。「私、豊川は群馬イノベーションアワード2018にエントリーします!」

っということで、この記事を見てGIAに興味を持たれた方は是非、来年の群馬イノベーションアワードへ足を運んでみてください。ご一読ありがとうございました。