営業職の俺がエンジニアになる〜群馬Web化計画編〜

2017年に未経験からエンジニアに転職をした私が群馬でイノベーションを起こすまでの備忘録です。

営業職からエンジニア職に転職するまでを振り返ってみた

今回の営業職からエンジニア職(しかもフルリモート)へのキャリアチェンジをすることが出来たわけですが、それまでにどういったことを準備したのかについて振り返ってみたいと思います。これから未経験でエンジニアを目指す方や今まさにエンジニアを目指している方のために、少しでも役に立てるように私の事例を紹介の意味も込めて書いていきたいと思います。

何から始めたら良いか分からなかったり、勉強法に行き詰まっている方々は是非とも参考にして頂ければと思います。

大前提

前職は転職エージェント(営業職)なので仕事での開発経験は未経験です。ゆるゆるとWeb制作(HTMLやCSS)を独学で取り組んできてはおりましたが、そういった前提知識がない場合でも恐らく問題はないかと思います。

また、今回私はRailsエンジニアに転職をしたため、Railsエンジニアになるための話が前提として含まれます。他の言語にこだわりを持って取り組んでいる方の場合、前半部分はあまり参考にならない可能性がありますので、その点ご容赦ください。

一番最初に取り組んだこと

私がエンジニアを目指すにあたり一番最初に取り組んだのがRuby on Rails Tutorialでした。いい意味で開発言語に対してのこだわりはなかったので、とにかく分かりやすく、とにかくモチベーションを保ちやすく、とにかく安い教材を探してた時に発見したのがこのRailsチュートリアルでした。

HTMLやCSSの知識はありましたが開発についてはほぼ未経験の私でも出来た(厳密に言うとアプリケーションは出来たけどよくわからなかったです笑)ので、気合と根性と愛情(好きこそものの上手なれ的な)があれば乗り切れると思います。ちなみに1周するのにかかった期間は約1ヶ月でした。平日の仕事終わり(21時頃でしょうか)や休日に時間を作ってやって1ヶ月だったので、時間がある方だともう少し早く終わらせることができるかと思います。

過去に1周目を終わらせた際の感想の記事を挙げているので良かったら参考にしてみてください。

toyokappa.hatenablog.com

次に取り組んだこと

Railsチュートリアルの1周目を終わらせて次に取り組んだことは、Railsチュートリアルの2周目です。「え、またRailsチュートリアル!?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、この2周目がとても重要です。というのも、私の場合、1周目を終えて見ての感想としてはそれなりに達成感も感じていましたが、モヤモヤが残る結果でした。

何故モヤモヤしていたかというと、とりあえず作れたけど何故動いているのかわからない、という感覚を持っていたからです。やってはみたものの細部の理解が出来ていなかったのです。そのモヤモヤを解消するために、もう一度いちからRailsチュートリアルのトライをしました。

結果として得られるものは非常に多かったです。というよりも2周目に入ってようやく書いてあることがスッと頭に入ってきて「なるほど!」という感覚を得ることが出来ました。2周目にかかった期間も約半月と前回に比べて半分の時間で進めることが出来ました。

意外と同じことをやることに対して腰が重い方も多いんじゃないかなぁと思いますが、この2周目というのが非常に重要になるので是非やってみてください。

どんどん行きましょう

RailsチュートリアルRailsの大まかな動きを理解した後に私がやったことが自分の考えたアプリケーションを作ることです。ゼロから何かを作ると言うのはそれなりにハードルが高いように思われますが、実際に作り始めてみると意外とスラスラと進めることが出来ます。

ここでいきなり再現性が薄くなってしまうような話になるのですが、私の場合はとあるイベントにお誘いを頂き登壇の場を設けて頂き、その主催者の方にコードレビューを受けながら自分のアプリケーションを作りました。ここが割りと肝な気がしていてどうにか上手く再現できる方法がないものかと考えました。近くに知り合いのエンジニアがいればその人に頼み込むとか考えましたが、ハードルは高いですよね。

ということで、もしエンジニアへの転職を目指している方で興味がある方がいらっしゃればTwitter@toyokappa)かブログのコメント上でご連絡ください。私がコードレビューをします。(そんなにレベル高くない+登壇の場は用意できない+私の空いた時間でレビューをするという条件付きですが)こんなことを掲げても良いものかと、一瞬悩みましたがコードレビューをする側も学び得ることは多いので、お気軽にご連絡頂けたらと思います。

っと少し話がそれてしまいましたが、コードレビューを受けながら自分のアプリケーションを作ることで、飛躍的にエンジニアの基礎力をつけられたと感じています。

いよいよ転職活動開始

ということで自分のアプリケーションをある程度作り終えた後にようやく転職活動を開始しました。ここまでに掛かった期間は約4ヶ月。ここまで積み上げてきたことをすべてぶつけるんだ、という想いで転職活動に取り組みました。私の場合はちょっと特殊で、いきなり群馬に住まなければならないという状況だったのですが、恐らくいきなり田舎の僻地に暮らさなければならない人はそんなに多くはないはずなので、都内で転職活動をする分には私よりも選択肢はあるかと思いますのでご安心ください。

転職活動に関するノウハウは後々記事に挙げていく予定なので割愛します。(アップ後にここにリンクを貼るかも)

転職エージェントを使うことを考えている方は昨日にそちらの記事をアップしましたので参考までに御覧ください。

toyokappa.hatenablog.com

補足事項

Railsチュートリアル〜自分のアプリケーションを作るという作業と並行をして、私が意識的に取り組んでいたのがアウトプットです。このアウトプットは割りと重要で、誰かに見せることができる形で残すことで意外と面接時に面接官が見てくれたりします。また、せっかく頑張っていても目に見える形に残らなければ証明のしようがありません。具体的にどういうアウトプットをしたかは下記の通りです。

GitHub

最低でもGitHubアカウントを取得し、開発の履歴を残しておくことはおすすめします。これがないと実際に作ったことが証明できません。逆に言えばこれがあることにより何を作ったか、どのように作ったか、何を工夫したのか、と言った様ないわゆる面接で聞かれそうな質問を事前に面接官に伝えることが出来ます。今回の転職を通して感じたこととしては、意外とGitHubの開発履歴は見られているということです。ここをしっかりと管理しておけば、転職できる確率は大幅に上がるはずです。

ブログ

ブログについてはもし余力があれば書いたほうが良いかもしれません。私の場合は比較的エモーショナルな内容ばかり書いていましたが、技術的な内容(間違っていたとしても上げるべき)の方がベターです。もちろんエモーショナルな記事を上げることで、どういった考えを持って勉強に取り組み、エンジニアを目指しているのかは伝わるので、そっち路線でも悪くはないと思います。いずれにしてもGitHub同様にブログのURLを何処かに記載しておけば意外と見てくれる面接官もいます。

Twitter

Twitterは個人的な話やエモい部分が強いので、面接官に見てもらうと言うよりはコミュニティを広げるという意味合いで活用したほうが良いです。よほど意識が高いことのみをつぶやく専用のTwitter出ない限りはあまりおおっぴらにしない方が逆に良いかもしれません。

登壇

登壇はやっておくことに越したことはないですが中々機会も少ないので、機会があれば程度で良いと思います。どうしても登壇したいんだ!という方は勉強会やもくもく会の後半にあるLT(ライトニングトーク)に参加してみるのもありかもしれません。たまにLT登壇枠というような形で募集を募っている勉強会を見かけたりします。

何れにせよ何かしらアウトプットをすることは重要であるということはご認識置きください。

まとめ

多少細かいところは割愛している部分もありますが、大まかな転職をするまでに準備をしたことはご理解いただけたかと思います。おさらいも兼ねてまとめます。

  1. Railsチュートリアルをまずは1周する
  2. 理解を深めるためにRailsチュートリアルを2周する
  3. 自分のアプリケーションを作ってみる
  4. コードレビューを受けてみる
  5. 最低限のアウトプットはするようにする

準備にかかった期間:約4ヶ月

割りとシンプルな道筋だと思うので、もしエンジニアを目指す中で道に迷っている方がいらっしゃれば是非参考にしてくださいませ。

ご精読ありがとうございました!